実証、いくつになっても子供は可愛い
歳のせいなのでしょうか
想い出ばなしばかりしてしまいます
この春社会人になる息子と大学生の娘には
「いかにあなた達が可愛かったか」
を切々と語り呆れられています
息子は赤ちゃんの頃から外面がよく
真っ赤な他人にも愛想を振りまき
笑顔で人が寄ってくるような子でした
初めての子供がそのような感じだったので
「赤ちゃんとは周りの人を惹きつける何かがあるものなんだ」と思っていました
しかし娘はどちらかと言うとフンッとした表情で
気に入らない事があると甲高い声を上げる気の強さ
精一杯のお気遣いを頂いて「まぁ、しっかりしたお子さんね」と言われていました
ところが、20年近く経った今は
息子はしっかり者でリーダー役を担うものの、少々我が強い面があり、娘は平和主義の穏やかな性格なのです
そのように成長していく過程をずっと側で見てきた時間は私の宝物
そう言えば
まだ子供達に添い寝が必要だった頃
背中をトントン、撫で撫でしているうちに、少しずつ瞬きが多くなり、その内ゆっくりになり、静かにスーと眠りについていく姿を見て極上の幸せを感じていました
私の人生そのものの時間よりも、子供達を慈しみ、愛し、育ててきた時間の方が濃く明るく胸にも脳にも刻まれているのです
子供達が書いたメモ書きや、恐らくよそのお宅ではゴミ箱行きレベルの、ティッシュの箱にちょい描きしたイラストも切り取って残しています
大きくなって学校行事も無くなってしまった今では動画を撮る機会はぐんと減ってしまい、自転車にまたがりバイトに向かう姿や、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かす姿という、絶対に私にしか需要のない動画を撮っています
お母さんが死んだら、これも、これも、これも
全部一緒に棺桶に入れてね
と、お願いしている想い出の物が多すぎて
これじゃお母さんが入らない(笑)
と、言う黒い冗談も
棺桶に入るまで
まだまだ
想い出を重ねていきたいと思います
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